Y.H.さんのインタビュー

Y.H.
南日本事業部 技術課
2016年入社/工学部機械工学専攻卒
Y.H.

仕事について

主に種子島宇宙センター内の機械設備の設計を行っています。作業用ステップのような軽微な案件から打上げ可否を左右するような機体直近に注水を行う設備といった重要案件まで様々な設計を経験してきました。
また現在は事業部内の教育業務(新人教育、資格管理など)も担当しています。

種子島出身で幼いころからロケットの打上げを観ていたこともあり、ロケットに携わる仕事がしたいと考えていました。その中でも打上げを間近に感じることの出来る種子島での発射整備作業に特に関心がありました。
種子島に拠点があり、射点設備の保全運用やメーカーへの派遣を行っているコスモテックは自分の希望するような仕事が出来る可能性が高いと思い入社しました。

いままでで印象に残っていること

一番印象に残っているのは打上げ前日に組立棟から射点に向けて50m以上の高さのある機体が「目の前を」移動していくのを目の当たりにした瞬間です。また自分の設計した設備が打上げで実際に使われているのを見ると、自分も宇宙開発に寄与できていると実感できます。JAXAに出向しH3ロケットの射点設備開発に携われたことも非常に良い経験となりました。

これからの目標

設計者としてより多くの経験を積みたいと考えています。学生時代は機械系(特に流体系)を学びましたが、会社に入って様々な分野の知見が必要と実感することが多々あります。機械系に限定することなく、資格取得などを通じて電気や建築、その他の分野なども勉強していきたいと考えています。

好きなこと

JAXA出向時代にグループデイキャンに誘ってもらったことをきっかけにキャンプにはまっています。種子島に帰ってきた今も暇があれば車にギアを詰め込んでキャンプに出掛けたりします。テントを張り、自然の中で一人穏やかに読書をして、夜は自作のキャンプ飯でお酒を飲み、翌日に朝日を眺めながらコーヒーを飲むのが至福のひと時です。

学生のみなさんへのメッセージ

まずは自分の「夢」を見つけてください。どんなに大きくて現実味のないようなことでもいいです(むしろ夢ってそういうものですよね!)。そしてその夢に向かって真面目に全力で突っ走ってみてください。それができるのは今しかありません。結果がどうなろうとも全力でやってきたという経験がその後の自分をきっと後押ししてくれるはずです。

※内容は取材当時のものです。